化学生物総合管理

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第6巻 , 第1号 , (pp.36-42)
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加工食品中の特定原材料検査(小麦)におけるPCR法の検討
萩野賀世1、松本ひろ子1、牛山博文2、高野伊知郎1
1東京都健康安全研究センター多摩支所、2東京都健康安全研究センター
平成17年度および平成18年度に小麦表示のない市販の加工食品について、特定原材料(小麦)の検査を実施した。ELISA法によるスクリーニング検査では、国産品、輸入品あわせて73検体のうち、菓子等8検体から小麦タンパク質を10 μg/g以上検出した。PCR法による確認検査では、揚げ菓子、発酵食品中のDNAは熱、圧力、発酵等により大部分が損傷を受けており小麦DNAを確認できなかった。そこで、DNAの抽出法およびPCR法の改良について検討した。本法を適用したところ、高度に加工された食品中の小麦DNAを確認することができた。
Keywords: 特定原材料 , 小麦 , 酵素免疫測定法 , PCR法 , DNA抽出法 , 加工食品 ,
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