化粧品の中性子放射化分析を通して考える成分表示法の問題点
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古田悦子
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お茶の水女子大学大学院
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白金、銀、金を含むとする化粧品が売られている。化粧品は全成分表示が義務付けられている。しかし、化粧品の成分表示は成分の含有率を示す必要はない。また、化粧品への添加を禁じられた成分も存在する。これらの化粧品を機器中性子放射化分析法(INAA)などを用い分析した。白金の含有量は1から80ppmであった。一部の化粧品試料では、これら金属元素が成分として表示されているにもかかわらず、検出下限値以下であり、検出できなかった。ある成分を添加したと称された場合、添加されていないと証明することは困難である。本稿は、化粧品の成分表示法に疑問を呈するものである。
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Keywords: |
化粧品 , 成分表示 , 分析法 , 検出下限値 , 白金、金、銀 , |
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