ビール中のホルムアルデヒドの分析
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宮川弘之、藤沼賢司、鎌田国広
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東京都健康安全研究センター
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ビール中のホルムアルデヒドのGC/MSによる分析法を検討し、市販のビール中のホルムアルデヒドを測定した。試料中のホルムアルデヒドをPFBOAにより誘導体化し、n-ヘキサンで液液分配抽出後、GC/MSにより測定した。検出限界は0.009μg/mL、定量限界は0.030μg/mLであった。本法を用いて市販の外国産ビール、国産ビールおよび国産発泡酒類計23品目を分析したところ、1品目から0.032μg/mL、7品目から痕跡量のホルムアルデヒドが検出された。今回ビール類から検出されたホルムアルデヒドの量は、健康に影響を及ぼす量ではないと考えられた。
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Keywords: |
ホルムアルデヒド , ビール , 中国 , 韓国 , ガスクロマトグラフ/質量検出計 , |
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[PDF (276.7K)]
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