化学物質総合管理による能力強化策に関する研究(その4)‐化学物質総合管理法制を実現するための方策‐
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星川欣孝、増田 優
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お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
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著者らはこの研究シリーズにおいて、日本の化学物質管理能力を抜本的に強化するため、現行法律体系を全体として組み直して世界の潮流である化学物質総合管理の法制に変革する方策を追及してきた。この第4報においては、OECDおよびILOが国際協調活動で確立してきた化学物質総合管理の概念や基本的な管理要素、米国およびEUが長年運用してきた化学物質総合管理法制の実際を参照しつつ、日本の現行法律体系の改善すべき特異性を明らかにした。そして、日本が今後導入するべき化学物質総合管理の法制に関して、化学物質総合管理の基本理念、化学物質総合管理法制の基本形および化学物質総合管理の法規に想定される規定事項を明らかにし、それを実現するための方途について提言する。
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Keywords: |
化学物質総合管理 , 化学物質管理法制 , OECD理事会決議 , ILO規準 , アジェンダ21 , |
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[PDF (446.1K)]
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