化学物質総合管理に関する企業活動評価−2009年度調査結果−
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結城命夫、増田優
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お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
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化学物質総合管理に関する企業の自主的な活動を促進することを目指して企業活動評価を実施している。企業活動の評価は開発した評価指標を用いてアンケート調査を実施し、その調査結果に基づいて行っている。評価指標は、Science軸(科学的基盤に関する軸)、Capacity軸(人材・組織の能力に関する軸)、Performance軸(活動の実績及び取引関係者との連携や社会への情報公開の実施状況に関する軸)の3つの評価軸を縦軸に、ハザード評価、曝露評価、リスク評価そしてリスク管理の4つの評価要素を横軸としたマトリックスとなっている。2009年度調査においては121社から有効な回答が得られた。同一業種内でも企業間のばらつきが大きいこと、Performance軸が低い傾向に有ること、曝露状況を考慮したリスク評価を行うシステムはまだ出来上がっているとは言いがたいことなど全体的な傾向はこれまでと大きく変わるものではなかった。過去3年間の推移をみると化学物質総合管理が飛躍的に向上している状況は見られないものの、改善傾向は示された。
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Keywords: |
化学物質総合管理 , 評価指標 , 評価軸 , 企業行動 , |
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[PDF (690.3K)]
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