化学生物総合管理

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第6巻 , 第1号 , (pp.108-124)
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化学物質総合管理に関する企業活動評価−2008年調査結果の概要−
窪田清宏、神園麻子、結城命夫、増田優
日本企業における化学物質総合管理の現状を把握するために、開発した評価指標を用いて調査を行った。調査は2003年から毎年実施している。評価指標は、Science軸(科学的基盤に関する軸)、Capacity軸(人材・組織の能力に関する軸)、Performance軸(活動の実績及び取引関係者との連携や社会への情報公開の実施状況に関する軸)の3つの評価軸を縦軸に、ハザード評価、暴露評価、リスク評価そしてリスク管理の4つの評価要素を横軸としたマトリックスとなっている。このマトリックスのそれぞれの交点に設定された具体的な設問と選択肢を用いてアンケート調査を行った。2008年調査においては244社から有効な回答が得られた。全体的な傾向はこれまでと大きく変わるものではなかった。しかし、代表的業種であるゴム・化学、電気・電子及び機械系は、いずれも5年前に比べて化学物質管理に関する予算と人員が増加した企業が半数を超えており、化学物質管理を各企業が推進していることが明らかとなった。
Keywords: 化学物質総合管理 , 総合管理原則 , ハザード評価 , 暴露評価 , リスク評価 , 企業行動 ,
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