化学生物総合管理

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第6巻 , 第1号 , (pp.51-57)
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化粧品に含有される紫外線吸収剤の検査結果(平成16〜19年度)
宮本道子、寺島 潔、中村義昭、伊藤弘一、鈴木淳子、横山敏郎、森謙一郎、浜野朋子、荻野周三
東京都健康安全研究センター
平成16〜19年度に当センターに搬入された化粧品 (891検体) に含有される紫外線吸収剤の検査結果を化粧品の種類別、成分別に集計した。紫外線吸収剤は合計133検体から検出し、最も多く検出した成分はパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル (EMC) で89検体、ついで2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン (オキシベンゾン3、HMB) および4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン (BMB) がそれぞれ26検体であった。検出頻度の高かった化粧品は「日焼け止め」で50検体中36検体 (72.0 %) から検出し、主な成分はEMCでその含有量はほとんどが1〜10%だった。その他に検出頻度が高かったのは「香水・オーデコロン」で、18検体中13検体 (72.2 %) からBMBの他種々の成分を検出したが、含有量は1%以下であった。複数の成分を検出した検体も多く見られた。
Keywords: 紫外線吸収剤 , 化粧品 , 日焼け止め , 高速液体クロマトグラフィー ,
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