化学生物総合管理

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第5巻 , 第1号 , (pp.90-103)
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化学・生物総合管理の再教育講座の5年間の軌跡− 新たな人材育成と教養教育の試み −
窪田葉子、中嶋稚子、阿南忠明、山崎 徹、岸田春美、増田 優
お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
化学物質や生物のもたらすリスクの管理の必要性が内外で高まる中で、広範な知識を備えてそれぞれの立場で役割を果たす人材の育成のために必要とされる総合的で実践的な学習の機会を提供することを目的として、2004年度から2008年度の5年間にわたり化学・生物総合管理の再教育講座を開講した。合計1731名の講師陣によって講義が行われ、約6000名の受講者・応募者があり、3307名の修了者を輩出し、受講者・講師による評価も高かった。目標を上回る成果を達成し、活用事例からも専門的な人材の育成と高水準の教養教育が補完しあって両立することを示した。
この結果、この分野における学習機会の提供に対する社会的な要請が強いことが明確になるとともに、総合的な学習機会の提供など4つの基本方針に基づく活動が、この社会の要請に応えるものであることが明らかになった。
人材の育成のためには継続して展開していくことが必要である。再教育講座を継承し、新展開する場として「知の市場」を形成する。
Keywords: 公開講座 , 再教育 , 人材育成 , 知の市場 ,
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