化学生物総合管理

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第5巻 , 第1号 , (pp.46-54)
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水道水中のナトリウムの分析に関する外部精度管理
小杉有希1、栃本博1、富士栄聡子1、保坂三継2、矢口久美子1
東京都健康安全研究センター、1環境保健部水質・環境研究科、2微生物部病原細菌研究科
平成18年度に行った水道事業者及び厚労省登録検査機関に対するナトリウム分析の外部精度管理について報告した。使用した分析方法はICP法が最も多かった。公定法の3法で測定した平均値には有意な差はなかった。評価基準外は3機関で、このうち2機関の原因究明及びその対応策は妥当であった。他の1機関は市販標準液濃度が表示値より高いと回答したが、検討の結果、当該機関の使用した標準液濃度は表示値通りであり、ICPの軸方向測定方式で高濃度測定した際に他元素によるイオン化干渉で発光強度増加が起こることが判明した。
Keywords: ナトリウム , 外部精度管理 , 誘導結合プラズマ発光分光分析法 , イオン干渉 ,
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