ICRマウスにおける難燃剤テトラブロモビスフェノールA 2週間投与の影響
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多田幸恵1、藤谷知子1、小縣昭夫1、上村尚2
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1東京都健康安全研究センター環境保健部生体影響研究科、2退職
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プラスチック難燃剤テトラブロモビスフェノールA(TBBPA)をオリーブオイルに懸濁させ、0(対照群)、350、700及び1400 mg/kg体重の投与用量、10 mL/kg体重の投与液量で、1日1回14日間、ICR雄マウスに胃ゾンデを用いて強制経口投与し、血液・血清生化学及び病理学的に検索した。その結果、投与群で血清総コレステロール及び肝臓重量の増加が認められた。主要臓器の組織観察では、投与群の肝臓に肝細胞の腫脹、炎症性細胞の浸潤及び肝細胞の壊死が多く認められた。
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Keywords: |
テトラブロモビスフェノールA , 難燃剤 , マウス , 肝臓 , 脂質代謝 , |
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