飲料水中ノニルフェノールの分析法の検討
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小西浩之1、冨士栄聡子1、矢口久美子1、中川順一2
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東京都健康安全研究センター環境保健部 1水質研究科、2環境衛生研究科
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ノニルフェノールは水道法水質基準の要検討項目の一つにあげられている。GC/MS法で得られる異性体の13本のピークについて測定し精度の高い分析法とするため、GC条件・抽出法の検討を行った。分離カラムはHP-5で良好な分離ができ、高圧注入法で注入圧を30 psiのときすべてのピークを0.01 ppmまで測定できた。固相カラムはPLS-3で回収率は84〜114 %と良好であった。検討した分析法を用いて東京都の島しょ及び多摩地域の48地点の水道水及び水道原水中NP濃度の実態調査を行ったところ、すべての地点で定量下限値未満であった。
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Keywords: |
ノニルフェノール , ガスクロマトグラフ/質量分析計 , 固相抽出 , |
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[PDF (567.3K)]
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