生分解性試験と化学物質管理の国際調和
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有本 洋一
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化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
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2020年までに人の健康や環境に対する悪影響を最小化するという国際的な化学物質管理の目標の達成や、新規化学物質の審査結果の相互受入れなどに向けて、我が国の化学物質管理に関する法体系を国際的に調和させていくことが緊急な課題となっている。また、化学物質管理に関する種々の法律を統括する新たな法律の必要性が指摘されている。法体系の再構築に際しては、化学物質の安全性に関するデータ収集や評価の方法論を科学的に国際調和させることも重要である。この視点から、法体系運用の要となる生分解性試験に焦点を当て、検討していくべき具体的な項目を抽出し、問題点や課題について考察した。
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Keywords: |
Biodegradability testing , Chemical management , Harmonization of legal systems , EUSES , PEC , |
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[PDF (217.6K)]
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