化学生物総合管理

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第2巻 , 第2号 , (pp.219-241)
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化学物質総合管理を巡る国際動向‐SAICMと日本の課題‐
高橋俊彦、増田優
お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
2006年2月に開催されたICCMにおいて、世界的な化学物質総合管理の活動計画としてSAICMが採択された。そして、その進捗を評価する役割をICCMがもつことになった。SAICMが採択された意義は、2002年に持続可能な発展のための世界首脳会議で合意されたヨハネスブルク実施計画で表明された目標の実現に向けて、これに取り組むべき行動主体に対して明確な方針と具体的な計画を示したことである。今後、世界の化学物質の管理はSAICMに沿って行われていくことになり、各国・各セクターは化学物質総合管理の実現のために具体的な行動を起こすことが求められる。本報では、SAICMの内容を概説するとともに、政府や産業界などの行動主体がSAICMの実施に関して果すべき役割とそのために克服すべき日本における課題について述べる。また、ICCM後の世界の取組みの状況にも触れる。
Keywords: SAICM , ICCM , 化学物質管理 , アジェンダ21 , WSSD ,
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