化学生物総合管理

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第2巻 , 第1号 , (pp.61-81)
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ナノ材料の総合管理を何を土台に如何なる枠組みで考えるか‐化学物質総合管理における国際的な論議と経験を踏まえて‐
増田 優
お茶の水女子大学ライフワールド・ウォッチセンター
要旨:ナノテクノロジー、とりわけナノ材料の研究・開発が進展し、急速に事業化されつつある。一方でナノ材料の有害性に関して、色々な懸念が表明されつつある。リスクの評価と管理は、ナノ材料の今後の展開とこの分野における国際競争力に大きな影響をもつ事柄になりつつある。化学物質総合管理の経験と蓄積を活かしながら、それぞれのナノ材料に関する科学的基盤を充実し、そして社会的規範を明らかにして予見可能性を高めることは、事業活動を進める上からも、リスク管理を向上させるためにも、喫緊の課題である。
Keywords: Nanotechnology , nanomaterial , integrated management of chemical substances , scientific knowledge basis , social rules ,
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