EUの新化学物質政策にみる化学物質総合管理の進展−行政および産業界の行動評価指標の開発を目指して−
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星川欣孝・増田 優
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お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
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EUの新化学物質政策であるREACH規則案は、欧州における化学物質総合管理の進展と位置付けることができる。本報文では、最近調査して得た情報その他を用い、REACH規則の施行体制の構築やリスクアセスメントの方法論の開発などに関する行政および産業界の取組みの状況を概観した。また、欧州のこの取組みをIFCS等の国際的な化学物質管理活動と関連付けることにより、我が国の今後の取組みとしてアジェンダ21・第19章で推奨された「ナショナル・プロファイル」を出発点とする戦略的な行動計画の策定の必要性などを指摘した。
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Keywords: |
REACH , Chemicals integrated management policy , Risk assessment , ECETOC , European Chemicals Bureau , |
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[PDF (148.7K)]
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