化学物質総合管理のための評価指標の開発−評価指標の基本体系と適用事例−
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大久保明子・増田 優
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お茶の水女子大学・ライフワールド・ウオッチセンター
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要旨:社会的責任の議論が高まる中で、化学物質総合管理もその一つとしての位置を占め始めた今日、社会のあらゆる主体者の自主的な取り組みが重要性を増している。我々は、社会全体において化学物質総合管理の向上を促進する目的で、「化学物質総合管理のための評価指標」を開発し、評価指標の基本体系としてScience軸、Capacity軸、Performance軸を提示した。この評価軸を用いて企業行動とその背景について評価と分析を試みた結果、社会的に取り組むべき課題が明らかとなったとともに、評価軸の妥当性が確認された。また、本評価指標の開発は化学物質総合管理の今後のあるべき姿についても示唆を与えるものである。 (化学生物総合管理 第1巻第1号(2005.1) 83-98頁)
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Keywords: |
management of chemicals , social responsibility , socially responsible investment , index , |
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[PDF (131.5K)]
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