初期リスク評価のためのPRTRデータを用いた対象物質河川水中濃度の最大値推定方法の開発
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佐渡友秀夫・飛松 潤・横山 泰一
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独立行政法人製品評価技術基盤機構・化学物質管理センター
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要旨:化学物質の初期リスク評価の根幹をなす暴露評価において、その高度化のためPRTRデータを活用した河川水中濃度の全国最大値を推定する方法の確立が急務である。筆者らは、利用可能な2つの河川モデル(IRM1とPRTR対象物質簡易評価システム)を使い分けて、精度を確保しつつ全国の河川に適用できる最大濃度の推定方法を開発した。推定最大濃度と環境モニタリングデータとの関係を仔細に検討し、本方法が初期リスク評価に利用可能な推定方法であることを確認するとともに、リスク評価に用いる濃度採用値の決定に関して有用な知見を得た。 (化学生物総合管理 第1巻第1号(2005.1) 36-45頁)
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Keywords: |
chemical concentration in rivers , environmental monitoring data , initial risk assessment , PRTR data , river model , |
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[PDF (76.9K)]
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